Movie Journal

映画と国内外ドラマの鑑賞録です。基本的にネタバレ。

ギャラクシー街道 (58pt)

2015年 日本 コメディ

 

ギャラクシー街道という宇宙街道に佇むハンバーガー屋さんのとある1日のお話。

 

キャスト

監督・脚本は三谷幸喜ということで今回もこの人の映画らしく豪華キャストが勢ぞろいしています。香取慎吾綾瀬はるか、優香、遠藤憲一小栗旬西川貴教山本耕史西田敏行大竹しのぶまでまあすごいキャストでした。

三谷幸喜の作品にはなんでこうも毎回豪華キャストが揃うのかが不思議ですが、三谷幸喜自身の人徳や才能に惹かれて集まる方が多いのでしょうか。

 

感想

三谷幸喜の映画といえば「THE有頂天ホテル」が私の中では印象的なのですが、今回も似たような構成の場所ありきでの群像劇となっています。しかし、今作はどうも入り込めないというか面白さがあんまり分からなかった。

キャラクター設定や舞台設定などとても面白いし、十分楽しめそうなものなんですけど。もしかしたら登場人物それぞれの心情があまり描かれていないところに起因しているのかもしれません。今回は内面よりも外見重視というか、見た目の面白さに重きを置いて作っているのかも?
それだけ画面は面白かったですし、突然アニメーションが入り込んだり、両性具有の宇宙人が現れたりと突飛な作りだったんですよね。でもそれがこのコメディ作品を薄っぺらいものにしてしまっているといったような感想を持ちました。

結局ラストの西川貴教の大熱唱が全部持って行ってしまったような気もしました。歌唱シーンも彼のキャラクターが持つビショビショ感が薄かったので、もっとビショビショでも良かったのでは、と思いましたけどね。しかし西川貴教に関しても、彼を差別的に扱った香取慎吾とか、あのブルーシートとか、西川貴教が延々2時間マグロバーガー(おそらく単品)を食べ続けた意味とか一体なんだったんだろう。

三谷幸喜、最近あんまり好きになれません。

 

まとめ

軽い気持ちでのんびりしたコメディを見たい方、映画の美術関係や衣装・メイク等に興味のある方におすすめ。