Movie Journal

映画と国内外ドラマの鑑賞録です。基本的にネタバレ。

ヴィンセントが教えてくれたこと (92pt)

2014年 アメリカ ドラマ

12歳のオリバーは引越し先で、隣人ヴィンセントにシッターをしてもらうことになる。しかしこのヴィンセントはアルコールとギャンブルが大好きなロクでもないおっさんで…というお話。

 

スタッフ

監督と脚本を担当したセオドア・メルフィは、この映画が劇場公開映画デビュー作らしいです。すごい才能。広げすぎず、まとめすぎてないけど、落ち着くところに落ち着いた作品になっていて結構好きです。ブルックリンの街並みも、ちょっと荒れてはいるものの、ほのぼのしてていい感じ。あと全体的にいい感じの「場末」感。

 

キャスト

タイトルにもなっているヴィンセント役を演じたのは、ビル・マーレイ。「ロスト・イン・トランスレーション」で数々の賞を取っています。出演作で見たことがあるのは「ゴーストバスターズ」シリーズと、「グランド・ブタペスト・ホテル」くらいなんですが、数々の作品に出演されている有名な方のようです。
  

ヴィンセントと親交を深めるオリヴァー役を演じたのはジェイデン・リベラー。ちゃんとした役での出演はこの映画が初めてっぽいです。彼がなぁー…とってもとっても可愛いんだ! 外国人少年らしい外見で、もう…目が幸せだった。今後の活躍も楽しみです。

オリヴァーの母親役を演じたのは「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」のメリッサ・マッカーシー。新しい方の「ゴーストバスターズ」にも出ていらっしゃいますね。
ロシア人ストリッパーは「バードマン あるいは (無知がもたらす奇跡)」にも出られていたナオミ・ワッツが演じました。この方、かなりきれいな方だという印象があったのですがこの映画ではしっかり場末のストリッパーを演じられていました。女優さんってすごい。
 

 

感想

すっごく面白かったです。「心温まる映画」って感じ。人は上辺で判断できない、という強いメッセージががっつり伝わってきてわかりやすいのも良かったです。
ビル・マーレイが演じるワルなおっさんも魅力的なキャラクターに仕上がっていたし、オリヴァーのまっすぐさもみんながきっと好きになるキャラクターだろうなって感じ。「夜勤の人…?」には笑いました。この映画が嫌いだっていう人は少ないんじゃないかなと思います。

ハートフルなドラマが見たい方、ワルいおっさんが見たい方、まっすぐな美少年が見たい方にオススメ。

 

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