ザ・エージェント (95pt)
1996年 アメリカ ラブロマンス/ドラマ
お金だけがすべてじゃない、と気づいてしまったスポーツエージェントがその考えをみんなに広めたところ会社を追い出され独立。唯一彼の思想に感銘を受け付いてきてくれたシングルマザーの女性と会社をやり、ただ一人契約してくれたフットボール選手を全力でサポートすることに。やがて彼女と恋愛関係になり、フットボール選手は…といったお話。
若き日のトム・クルーズのイケメンレベルが半端ない。そしてハイテンションでノリノリ。そんな掴みだったので私はすっかり油断して見てたんですけど、油断してる間にぐんぐん引き込まれて、最後は泣かされてしまいました。138分と少々長めの映画ですが長さを感じさせない楽しめる映画でした。
トム・クルーズといえばアクション!サスペンス!ドーン!みたいなイメージなんですが、今作のようなハートウォーミングであたたかい映画もとってもいいですね。もうドーン!に飽きてきたので、こっち路線に変更してもいいと思う。たまに走りながら。(この映画でもちょっとだけ走ってた)
物語の筋としては、スポーツエージェントの仕事の側面と、付いてきてくれたシングルマザーとの恋愛の側面と二本柱になってます。
邦題が「ザ・エージェント」なので、えっラブコメ?!となる方もいらっしゃるかとは思いますがこれは邦題のミス。原題は「Jerry Maguire」と主人公の名前です。原題のままであればストーリーが二本柱でも、えっ?!とはならなかったと思います。
恋愛の柱の方は、ちょっと表現方法が分かりにくかったかなぁと感じましたが、子どもと遊ぶトム・クルーズの笑顔でチャラでしょう。あの自然な演技、優しい笑顔、私がトム・クルーズ・フリークだということを除いたとしても、本当あの笑顔には大きな説得力がありました。
仕事の柱の方は、ほんま崖っぷちやな!というところから始まる王道のサクセスストーリー。ですがラストに一山あって、上手い仕掛けだと思いました。
助演のキューバ・グッディング・Jrもハイテンションのいい演技を見せてくれていました。この役でアカデミー賞助演男優賞を取られたとか。(こういうファニーな役柄での受賞って珍しいですよね)
落ち込んでる時や、嫌なことがあった時に見れば笑って泣いて元気になれること間違いなし。スーパーイケメン、トム・クルーズの笑顔付き。花マルです。
心に残った言葉
- 「Show me the money!」
- 「I love you. You complete me」