Movie Journal

映画と国内外ドラマの鑑賞録です。基本的にネタバレ。

レインマン (85pt)

1988年 アメリカ ドラマ

自閉症の兄を病院から連れ去った弟、二人のシンシナティからロサンゼルスまでの6日間のロードトリップを綴った映画です。

トム・クルーズが最初、すっごく嫌なやつで、嫌なやつで、半分くらい嫌なやつなんですけど後半の嫌なやつの雰囲気は変わってないんだけど兄の良き理解者になっている。これがとても自然で良かったです。弟を障害者・精神病者として扱うのではなく、気遣いはしながらも一人の人間として扱っているところが良かった。終盤の方のパンケーキを注文するシーンがとても好きです。
あと、もう各所で何年も絶賛され続けているでしょうが、レイモンドを演じられたダスティン・ホフマンが名演技! 自閉症の方をよく観察して、演技に取り入れられたんだろうなぁ。自閉症の理解のためにこの映画を見るというのもいいかもしれません。(もちろんサヴァンは特殊な特徴ですから、自閉症の方全員に当てはまるわけではないので、そのあたりは注意が必要ですが。)

この映画は1988年製作で、あわや30年前の映画です。(私と同い年…) アメリカの風景や、登場する家電が古くて、昔の映画だということは一目瞭然です。ラスベガスは今と比べると小さなカジノ街って感じでしたね。あとテレビの奥行き! 携帯電話もなく、人の家で電話借りたりしてます。トム・クルーズのサングラスが、一周回って、ここ最近の流行りの形なのにウケました。
そんな映画なんですけど、それでも古さを感じさせないというか時代背景関係なく素直に見られる映画ではありました。人と人との関わりって昔から変わらないんだろうなって。兄弟っていいなって思いました。私のメインマンは誰かなぁ。