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Movie Journal

映画と国内外ドラマの鑑賞録です。基本的にネタバレ。

インサイド・ヘッド (70pt)

2015年 アメリカ ファンタジー

ピクサー作品は子ども向けみたいなに作られていて見やすいのですが、大人も十分に楽しめると思います。
近年のものは、物のテクスチャーがかなり精巧に表現されていて近作 "アーロと少年" では自然の表現が、目を見張るものがありました。葉っぱや風景なんかが、本物なんじゃないの?本当にCG?と思えるほどの緻密さで再現されていますよね。

おっと、話が逸れました。
今回ご紹介するインサイド・ヘッドはそこまで描写の緻密さはありません。というのもだいたいの場面が "頭の中" の世界なんです。
もし、人の頭の中にそれぞれの感情を司るキャラクターがいて、そこから人に指令を送っていたら、という世界のお話です。女の子の頭の中の世界でヨロコビとカナシミというキャラクターが冒険する、というのが話の軸になっています。ですが物語はそれだけではなく、人が成長することとは、女の子の成長物語、という側面も併せ持っているんです。でもすべてが軸に沿って展開するので、決して難解ではなく、むしろ分かりやすいお話でした。

加えて、舞台となっている "頭の中" がとても魅力的な世界です。長期記憶を保存しておく倉庫があったり、抽象概念のエリアや、イマジネーションのエリア等、なんとなく脳を図説しているような感じもありました。
この物語の設定や、舞台設定がとにかく圧巻です。すごい。考え抜いて作られているからこそ、鑑賞者はそこにリアリティを感じられる。本当に頭の中ってこんなことになってるのかも…と素直に思えました。

面白かったです。現実逃避したい時にいいかも。
ピクサー作品の通例どおり、エンドロールまで面白いので、お見逃しなく。