Movie Journal

映画と国内外ドラマの鑑賞録です。基本的にネタバレ。

2017年見た映画、鑑賞録 (1)

最近映画は変わらず見ているのですが、リアルタイムでTwitterにパラパラと感想を書き込んでいるせいで、blogが全然更新できていません。人間手軽な方に流れていくんだよ、というのを体現しているわけです。

ちょっとここらで2017年に入ってから見た映画を整理のためにもざっと感想をまとめておきます。

 

1.「モテキ」 (71pt)

 

長澤まさみが最高に最強なビッチで可愛すぎてキュンキュンしました。期待していたよりは面白くなかったというか、主人公にあまり共感できなかったかな。とにかく長澤まさみが良かった。

 

2.新宿スワン (59pt)

 

ストーリーをよくわからないまま見たら、ふーんという理解のまま最後まで突き進んでしまった映画。部分的に好きなエピソードとか、シーンはたくさんあるんですが断片的でつながりが薄く感じられてそこがちょっと不満だったかな。沢尻エリカの安っぽさがガチでやっぱり彼女の演技力はすごいなと思った。

 

3.パディントン (88pt)

 

誰もが知っているであろう有名なキャラクター、くまのパディントンを実写映画化した作品。ジャングルから一人ロンドンに出て来たパディントンが優しい家族に出会うお話。
これがなかなかの秀作でおもしろかったです。ただのキャラクターものだろうと油断して見たらびっくりしますよ。実写なので登場人物は人間なのですが、それぞれのキャラクターも良く、インテリア等の美術面も文句なしに可愛かったです。そしてストーリーも緩急のある面白いお話に仕上がっていて好印象でした。

 

4.蜜のあわれ (65pt)

とある金魚と小説家との恋のお話。
設定としてはすごく幻想的でありながら、ファンタジックに偏りすぎない面白さを孕んでいるのですが映像がイマイチかな。幻想的な雰囲気があまりなく、二階堂ふみが金魚だという設定もあまり生きていなかったような気がしました。彼女が着ているひらひらした赤いお洋服がどれも印象的で可愛かったです。個人的にはあまりハマらず。

 

5.僕だけがいない街 (78pt)

 

タイムスリップ系。漫画原作らしく設定は文句なし。だけどこの映画は事件解決ものとしてはイマイチだったかな。途中から「コナンくんかな」という雰囲気がありました。藤原竜也はやっぱりのたうち回っている姿が素敵。石田ゆり子がとってもきれいで母親に見えないほどきれいでした。

 

6.スワロウテイル (93pt)

 

20年くらい前の映画なのに、ファッションもインテリアもかっこよくて・音楽は素晴らしくてとにかく世界観に魅了されます。グリコたちが話している英語・日本語・中国語が混ざった言葉が好き、CHARAの発音が耳に心地よいです。何度見ても飽きない大好きな映画です。私の思春期はここに詰まっている…!

 

7.デザート・ストーム (50pt)

 

砂嵐パニックではなく、砂漠で迷子系。淡々と展開してサバイバル!感も薄いのでこの手の映画にしては盛り上がりに欠けるかな。ミーシャ・バートンが出ていますがそれほどキラリと目立つわけでもなく。

 

8.神様メール (88pt)

 

神様はブリュッセルのマンションの一室に暮らし、内気な妻と磔にされた息子・10年間家に閉じ込めている娘と一緒に暮らしている。そんな娘ちゃんがパパにキレて家出!新・新約聖書作るもん!という設定に終始している。
娘ちゃんが使徒と出会い、一人一人と交流を持つ中で奇跡を起こす姿を描いているのですがこのあたりのエピソードが弱く中だるみ気味で設定を活かしきれていない感じ。柔らかく暖かな映画なので「アメリ」とか好きな人にはオススメ。

 

9.パラダイス・キス (65pt)

 言わずと知れた矢沢あいの大ヒットコミックの映画化作品。原作の登場人物が美形!美形!美形!なので賛否のある実写化だと思います。
これは何度か見ているけど、今回でやっと向井理が最後のメイクシーンで「ジョージの顔」をしているのに気がつきました。いや全然違う顔なんだけどさ、表情がジョージなの。一回ここだけでも見直して見てください。
ファッションの野暮ったさが悪目立ちしてしまっているせいでオシャレ女子層にウケなかったんだろうな、という印象。

 

10.クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア (78pt)

 

トム・クルーズブラッド・ピットの「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の続編と銘打って公開された作品。学生の頃にハマってなんども見ていました。
音楽が秀逸。すごくすごくかっこいい。サントラも持ってるのですが、サントラに収録されている曲より映画で使われている曲の方がかっこいいです(歌っている人が違う・サントラ版は曲を作られたご本人たちが歌っている)。
インテリアが秀逸で白黒のダイヤ柄の床!ライオンの暖炉!ヒョウ柄の椅子!という「ロッカーだぜ!」なレスタト家が好きです。ファッションについては、当時ゴシック・パンクが流行っていたこともあると思うのですが今見るとやりすぎ感があります… バンドマンたるものピチピチの黒いパンツを履いてなくてはいけない!というアレ。
アクションシーンと、シーンによって顔色が緑に見えるところを除けば概ね良い映画です。

 

11.ビーチ・シャーク (45pt)

ビーチの砂の中を泳ぐサメが出た!という映画です。しょうもなさすぎて、一周回って逆に面白い。CGの適当さ含めザ・B級という感じ。音楽フェスのシーンがお金なさすぎて見ていてつらいです。

 

12.ロボシャーク vs. ネイビーシールズ (75pt)

 

これは面白かった! WOWOWがなぜか冬のサメ映画キャンペーンを開催していて前述の「ビーチ・シャーク」等と同列な感じで放送していたのでそこまで期待していなかったのですが、これは…面白い!
B級らしさ満載なんですけど、意外と作り込まれていて良い。宇宙から飛来した謎の機械がたまたまたサメに変身してシアトルを襲う!という設定も面白いのですが、そのサメを追うキャスター親子!という側面もあってそっちもしっかり面白い。YouTubeTwitterも程よく取り入れられていてそこも現代に即している感じ。ここそこに挟まれている小ネタやパロディも笑える。ポップコーン片手にゲラゲラわらって見られる映画。そしてロボシャークが可愛い。

 

そんな12本でした。この形で行くと楽チンなのですが、監督とかスタッフ陣とかが全く勉強できない…
かなりの雑食で、戦争映画とホラー映画以外なら大体何でも好きなので幅がすごい上にマニアックなところ攻めているというわけのわからないblogですけど今年もよろしくお願いします。