ヴィジット 消された過去 (55pt)
2015年 イギリス サスペンス/ミステリー
恋人とのブラジル旅行で大怪我をし記憶喪失と車椅子生活になったジャニュアリーが、リハビリのためイギリス郊外の実家に戻ると父・母・兄・妹が迎えてくれた。しかし4人にはなんだか違和感がある… というお話。
「シックスセンス」のM・ナイト・シャマランの監督作品ではありません。あれは「ヴィジット」。これは2015年のイギリス映画です。
キャストについて
キャストには特に知ってる人がいませんでした。「トレインスポッティング」にでられている方がジェームズ・コスモがお父さん役で出ています。WOWOWによるとジェームズ・コスモ以外はイギリスの実力派俳優揃いだそうです。
ストーリーについて
恋人と旅行先での事故で記憶喪失と足の怪我を負ってしまったジャニュアリーが恋人カラムとともに自身の実家に戻ります。この実家、イギリスの郊外にあるらしくかなり立派なお屋敷。父・母・兄・妹・執事が出迎えてくれます。しかし、家の中はあまり手入れがされていない様子で、変な感じ。家族もなんだか変な感じ。
端々に違和感のある家族たちなのですが、ジャニュアリーは自分が記憶喪失だからそう感じるのかも?て感じで恋人のカラムとともに日々を過ごしています。カラムは一人だけジャニュアリーとは違う汚い部屋に案内されたりして、ついには「帰ったわよ」とか言われて姿を消してしまいます。
このあたりまでは面白かったのですが、この後ペースダウンというか陰惨な感じ(暴力・監禁・レイプなど)になっていきまして、私は見ながら眠ってしまって巻き戻して見直す、というのを2回繰り返しました。
最終的にはこの違和感バリバリな「家族」の謎が解けて、真実を知ったジャニュアリーは執事の手を借りて復讐します。ラストは復讐を果たしたジャニュアリーが玄関ポーチに座って虚ろな表情でシメ。
感想
う〜ん、なんじゃこれは。
サスペンス・ミステリーらしい映画でありますが、個人的にはちょっと見るのがしんどい部類のものでした。楽しい気分になれる映画とは程遠いですね。楽しい場面は冒頭3分くらい。
一応映画に仕込まれている「謎」の部分はきっちり解けますし、納得もできると思います。納得できるけど悲惨すぎ。ただ、執事に関しては?だったかな。あの人はどういう人だったんだろう?(見逃したのかも)
悲惨な映画や復讐劇が好きな人、戦うヒロインが好きな人にオススメ。暴力や監禁、洗脳系が苦手な人にはオススメしません。
日本未公開で、ソフト化もされていないようですので気になる方はWOWOWかVODで。