Movie Journal

映画と国内外ドラマの鑑賞録です。基本的にネタバレ。

グレイズ・アナトミー S12 第5話 招かれざる客

水曜 23:00〜 WOWOW

原題「Guess Who's Coming To Dinner

通算250話目だった今回のエピソード。

 

あらすじ

前回のエピソードから引き続き、メレディス家でのパーティーのお話です。頭と最後のメレディスのモノローグは今回はありませんでした。

気まずいパーティー

メレディスは玄関にカリーとペニーを迎えに行って、びっくり。メレディスはどうやら一瞬の再会でペニーがデレクが亡くなった時あの病院に勤めていた医者だと気づいた様子。ペニーもメレディスに気づいたみたいだけどお互いはっきり言いません。

食事担当だったピアースが遅れたせいでパーティーはなんの準備も出来ていません。カリーはペニーをみんなに紹介して回ります。メレディスは始終ニコニコしていて、カレフは何か変だと気付きました。カレフがどうしたんだと聞きますがメレディスは「パーティーのホストだからよ」とはぐらかします。

メレディスとペニーはすっごくぎこちない感じ。ペニーは「帰りたい」と言いますが、カリーは自分の元妻であるアリゾナがいるせいだと決めてかかって二人をなんとかしようとします。その甲斐あってかアリゾナはペニーと仲良くなれたみたい。遅れてきたエイブリーが到着。
メレディスは自室のバスルームに篭って、落ち着こうとしていますが思い出すのはデレクのことばかり。そしてその病院で会ったペニーのこと。

みんなでキッチンにいますが誰も料理をしようとせず、見かねたエイプリルがディナー作りをかって出ました。メレディスは「刃物の扱いは得意よ」とか言ってたのに早速指をざっくり。
別室でメレディスの手当てをするカレフ。ペニーの事を話そうとしたメレディスでしたが、タイミングよくカリーが現れ「ペニーのこと頼んでいい?」と言い残して病院からの呼び出しで行ってしまいます。ペニーがメレディスに話をしようとしますが、メレディスは受け付けず。ベイリーもパーティーにやってきました。
エイプリルはテキパキ料理。仕事モードでみんなに指示を出して仕切っています。アリゾナはひたすら酔っ払い。そこへ使いっ走りにされたクロスがチーズを買ってやってきました。ペニーは帰るつもりだったのに、タイミング良くディナーの準備ができてしまいました。

みんなでテーブルを囲んでディナーが始まります。ペニーは自分も医師であることを話し始めました。去年勤めていた病院が閉鎖して今は失業中。そこでベイリーがペニーはレジデントとしてグレイ+スローン記念病院に編入してくるということに気付きました。それを聞いて驚くメレディス。アメリアに以前の勤務先を聞かれても濁しているペニーに、メレディスは「ディラードにいた、ディラードメディカルセンター、デレクが死んだ病院」と付け加えました。そして「私はペニーに夫を殺された」と言い残して席を立つメレディス。みんな騒然としています。ペニーは弁解しようとしますが、みんなからデレクの事で詰め寄られます。

そこへ入ってきた病院帰りのカリーとオーウェン。雰囲気が妙なので驚いています。「ペニーがデレクを殺した」とアメリアが説明し、カリーもびっくりしています。カリーも、デレクの事は知らなかったみたい。アメリアがペニーにデレクに何があったのか教えてくれ、と詰め寄りペニーはあの夜のことを話し始めました。アメリアは「最後に兄がなんて言ったか教えて、あなたに殺される前に」と問い詰めますが、そこでカリーが止めに入りました。

メレディスは自室へ。そこにアメリアがやってきて、ペニーの採用を取り消して、と完全に取り乱していて喚き立てています。メレディスは今は話す気にはなれないと突っぱねます。アメリアは「何も知らず愛想よく話をした、ハグまでした!なんで教えてくれなかったの!」と怒ります。塞ぎ込んでいたメレディスでしたが、アメリアに喚かれ取り乱して大声で怒鳴ってしまいました。

カリーはペニーがデレクの事を黙っていたことを責めました。ペニーは大病院だからまさかみんなが彼と知り合いだとは思わなかったんだって。カリーもショックを受けている様子で、ペニーの話を聞こうとはしません。

自室にこもるアメリア。オーウェンが励まします。誰のせいでもない。「なんであなたはいつもそう完璧なの?」と聞くアメリアにオーウェンは飛行機事故があった時のことを語りました。恋人が事故死なら捨てられずに済むからホッとしたって。だから完璧じゃない、と。「俺たちは完璧じゃない、それがどうした」と言いアメリアを抱きしめるオーウェン

散々なパーティーはお開きになりみんなは後片付け。エイプリルは自分もミスで人を殺したことがあるから、と「ペニーも気の毒」と話してました。
片付けも終わり、みんなが帰った後、アレックスを帰したメレディス。家の中にはペニーが一人残っていました。帰り際にもう一度謝るペニー、勤務先を変えると言います。「ご主人のこと思い出してます、あの夜のこと、彼のことはいつも考えてる。毎日ずっと。言っておきたかった」そう言って帰ろうとするペニーをメレディスは無視しようとしましたが、不意に振り返り「月曜に会いましょう、遅れないで」と応えました。

尿路感染症! 

パーティーに遅れてやってきたピアースはやたら頻繁にトイレに行ってます。メレディスが篭っていた時もそこへやって来てトイレへ。どうやら排尿痛があるらしい。インターンとセックスした罰を受けてる!」とパニックなピアース。どうやら尿路感染症になったらしい。アンドリューから病気をうつされたかも、と他の性感染症も疑って「病院行ってくる!」と行って飛び出して行ってしまいます。

病院に着き診察を受けているピアースの前に現れた担当医は、まさかのアンドリュー。今日は当直で産婦人科に回されたらしい。ピアースは驚いて彼を追い出しました。

しばらくして、アンドリューが病室へ戻ってきました。そして尿路感染症と診断されます。あなたがどういう人か知らない、というピアースにアンドリューは「僕は決めつけたりしない、尻軽だって」と言いました。アンドリューは、二回目のデートになかなかならないらしい。一回で終わりだって相手に思われるんだって。アンドリューはピアースに「直に聞いて、なんでも答えます。それか僕を信用する」と。マギーは帰宅しました。

ウィルソンとエドワーズ 

ウィルソンとエドワーズはパーティーで顔を合わせますが非常に気まずい雰囲気。そりゃあんなことがあった後だもんね。(第4話のエピソード)
ウィルソンはエドワーズとのことが気まずいのに、カレフはメレディスを気にしてばかり。そしてウィルソンはエドワーズに話したい、と言いますがエドワーズはとっても嫌な感じで聞こうとしません。

パーティーがお開きになった後、ウィルソンは告げ口したことをエドワーズに謝りました。エドワーズもウィルソンを許し、二人は笑います。しかし仲直りできてほっとしたウィルソンが「あんたが手段を選ばない理由、病気だったんだ。私は子供時代」とエドワーズを理解したようなことを言ったのが原因でエドワーズを怒らせてしまいます。「あんたは素直に受け入れられないんだね、あんたより私が上だってこと。同格じゃない、人をやっかんでないで自分の欠点直せば?」とエドワーズは去ってしまいました。

小ネタ

感想

全編通してただならぬ雰囲気が満ちてました。こんなパーティー絶対行きたくない。月曜日にはペニーは病院へ出勤することになるのでしょうが、病院にはメレディスもアメリアもいる。今後の事が思いやられます。

アメリアに詰め寄られて、大声で怒鳴り散らしてしまったメレディスでしたが、こんなメレディスはかなり久しぶりに見たかも。子どもがいるから取り乱せない、とメレディスも言っていまいしたが、本当あれ以来落ち着いてたと思ったのに。ここへきてまたこんな波風立てちゃうんですね、ションダ・ライムズよ…