Movie Journal

映画と国内外ドラマの鑑賞録です。基本的にネタバレ。

グレイズ・アナトミー S12 第4話 人生は予測不能

水曜23:00〜 WOWOW

S12 第4話 原題「Old Time Rock and Roll」

 

あらすじ

前回まではメレディスの解剖実習シーンから始まるのがお決まりでしたが、今回はリチャードが先生役を務めています。人間の脳をスライスする実習をしています。

外科医でも解剖実習に抵抗を感じる事がある。
体を元に戻すのが仕事。生きている組織を扱う方がいい。
死んだ組織を目にすると普段はこう思う、何かまずい事が起きていると。

エドワーズの離床ケア

レイチェル・ビショップは減圧開頭術後1日目。アメリアの提案で早期離床ケアを試すことになる。患者が術後の早い段階でベッドから出て体を動かせば回復が早まるんだって。とってもキツイ治療です。
エドワーズはそんなレイチェルを見ていてとっても辛そう。次の離床ケアはエドワーズに任せる、というアメリアだがエドワーズは治療方針に抵抗を感じるという。

エドワーズは二度目の離床ケアを試みるが、辛そうな患者を見ていられなくて十分に処置ができず途中でやめてしまう。エドワーズはウィルソンに離床ケアを代わってもらい、ウィルソンがケアを始めようとしたところ、アメリアが病室に現れた。
アメリアは離床ケアを投げ出したエドワーズを責め理由を聞く。エドワーズは「幼い頃、鎌状赤血球症で臨床試験を受けていた」とその辛い経験を告白した。

話し合いが終わった後、ジョーはエドワーズに「なんであんな作り話するの」「嘘で人の同情を買うなんてやりすぎ」と怒る。エドワーズは反論せず、その場を去った。しばらくして、ジョーは自分に謝りに来たアメリアに「エドワーズの話は作り話」と告げた。

それを聞いて怒ったアメリアはエドワーズを連れ、嘘の一件をウェーバーに報告しようとする。しかし、ウェーバー「エドワーズがここに応募してきた時、セントジェームズの医師から連絡を受けていた」と彼女の話が嘘ではないことをアメリアに伝えた。「今は患者じゃない、外科医です」と話すエドワーズが切なかった。ウェーバー「なぜエドワーズを疑い、違う部下の言葉を信じたのか」とアメリアを叱った。

離床ケアを再開したエドワーズ。寄り添いながらレイチェルの離床ケアを成功させる。アメリアはエドワーズに「あなたは本当によくやった」と言って褒めた。そして「あなたのことを信じるべきだった」と謝った。 

シルバーラッシュ!

この日、ERにはシルバー・ラッシュがやって来た。外科医たちの間ではおなじみの言葉みたいなんだけど、要するに年寄りラッシュ。お年寄りたちを乗せたバスが事故ったらしい。

エディという患者はエイブリーに飲んでる薬を確認される。薬の飲み合わせによって重篤な副作用が起こることがあるらしい。勃起不全の薬を飲んでないか再三確認するが本人は否定した。しかし投薬により副作用が出て心停止。エディは亡くなってしまった。その家族がERに現れ、患者について聞かれたアイザックはうまく答えることができない。暴れ始める家族、止めに入ったハント。

見かねたハントはインターンに遺族への訃報の説明方法を教える。伝える手順は4つ。場所・言葉・ボディランゲージ・退室。インターンは遺族へ次々と訃報を伝え始める。

それを知ったメレディスは訃報を伝える4ステップなんておかしいと怒りハントに食ってかかる。患者のことをよく知りもしないインターンに訃報を伝えさせるのは間違っているという。「遺族は伝えに来たあなたたちの顔を一生忘れない。あなたたちはその人たちの人生を変えてしまう。その責任がある。だから重く受け止めて。その人の心の痛みを何よりも尊重して」この言葉はメレディスが言うからこそ重かったです。

ギャビーとエイブの老カップル

同じくERに運び込まれてきたギャビーとエイブの老カップル。CT室へ行ったギャビーを、エイブは廊下で待っていることに。気になったエイブは通りすがりのアリゾナにギャビーの状況を尋ね、二人は仲良くなる。ギャビーは怪我の状態があまり良くないみたい。仲良くゼリーを食べるアリゾナ。エイブはギャビーにプロポーズするつもりみたい。プロポーズの話を聞いてた途中にアリゾナに呼び出しが入って、ゼリーのお代わりを持って帰ってくる約束をした。

エイブの元へ戻ったアリゾナ。エイブは廊下で息を引き取っていた。廊下で眠ってる間に急変したらしい。やりきれないアリゾナ。それを見つけたエイプリルが、アリゾナを慰める。「あの人、恋をしてた。気づかせてくれたの、私もういい人は現れないと思ってた。だけどエイブは85で大恋愛した。私にも次のチャンスがあるかも」と話したアリゾナ。

ピアースとアンドリュー

ピアースはアンドリューと一緒に朝を迎えていました。どうやらメレディス家の自宅みたい。アンドリューがドアを開けたとたんアメリアに遭遇。何とも気まずい雰囲気に。

その後カレフが車でメレディスたち三人のお迎え。車内でアメリアとメレディスは昨夜のピアース達の事に興味津々、「秘境探検した?」「バスルームのシンクの下にコンドームの大箱があるよ」とアメリアは笑っていました。

CT中にアンドリューとのセックスを思い出したピアース。インターンと寝ちゃった!」とパニック。インターンと寝る外科医がどこにいるのよ」と喚くピアースにメレディスは「うちの子供達の父親とニンマリ。そしてメレディスは「セックスを考えもしなくなっってた。すっかり頭から消えてた。私は未亡人、遠い世界の話だと思ってたのにそうなった。ヴァギナ・シティはゴーストタウン。オーガズム・トレインが駆け抜けることもない。私は未亡人。干物女と自嘲して検査中のギャビーに慰められる。その後もピアースはアンドリューに会うのが気まずげ。

1日の勤務が終わって、アンドリューは一線を超えたことをマギーに謝った。マギーもアンドリューに謝りたかったらしい。昨夜の事はあれっきりでもう終わりにしましょう、というピアースにお互いにそう思ってる。あれは弾みだった。忘れます、というアンドリュー。二人は握手をしたのに…またキスそしてセックス!笑 

メレディスの家でのパーティー

朝の出勤時の車内で「今夜何時にうちいけばいい?」ときくアレックスに、何が?な雰囲気のメレディス。今日が自宅でパーティーする日だって忘れてたみたい。

アリゾナはカリーがパーティーに行くだろうから行きたくない。カリーが本当に行くのかどうかだけを確認しようとしたのに、アリゾナのひょんな一言でカリーはパートナーのペニーをパーティーに誘うことになる。

勤務が終わり、メレディスの家でパーティーが始まりそう。慌ただしく準備しているところに、カリーが連れてきたパートナーのペニーはデレクの訃報をメレディスに伝えた医者だった。

最後のメレディスの言葉

人生には避けて通れないものがある。抵抗を感じても逃げられない。
でも安全地帯から一歩踏み出せば、いいことが待ってる。
ただし考えるだけで吐きそうになる。
叫びながら、そっこうで逃げ出したい気分。
でもこう励まされる、どんな経験も人を強くすると。
でも場合によっては…そんな言葉なんの役にも立たない。

 

感想

前回のピリピリ感からは少し離れて、今回はのんびりムードのお話でした。メレディスがデレクの死をうまく受け入れ始めていて「私は今幸せ」と話していたところが良かったかな。しかしなんともびっくりする展開で終わった、第4話でした。ペニーが今後ストーリーにどう絡んでくるのか楽しみです。