天国は、ほんとうにある (75pt)
2014年 アメリカ ドラマ
中垂破裂で手術を受けた4歳の息子が、手術中体から魂が離れて天国に行った。という話を父親の牧師が聞いていろいろと思い悩む話。
感想
序盤は普通にファミリードラマなんですが、テーマとなっている手術を受けるところあたりから非常に宗教色が濃くなっている映画でした。この実話をもとにかかれた本があり、それを今作品で映画化したそうです。
私自身キリスト教徒ではないので、この映画に描かれているような教会で牧師の説教を聞いたり、祈ったりするようなことには関わりがありません。どちらかというと劇中登場した超心理学の学者のような考えでいるほうです。
ただ、この映画のようなことが本当に起こったのだとしたら幻覚であれ妄想であれそれは素晴らしいことで、人を幸せにするエピソードなんだと感じました。そしてこの息子の話を聞くことによって自分の信仰心さえ揺らいでしまう牧師ですが、彼がたどり着いた結論もまた納得できるものだったように感じました。
本当に宗教色が濃い映画なので、賛否両論あるとは思いますが、この牧師の最後の説教にすべて要約されている気がします。あの息子が見た天国がほんものの天国かどうかは、重要ではないということですね。
アキアナ・カラマリック
劇中で取り上げられていた絵を描く女の子です。4歳で絵を描き始め、神童と言われたんだとか。
この子が描いたこのイエスの絵を見て、牧師の息子は自分が天国で見たイエスはこの顔だったと言いました。他の宗教画を見せてもすべて違うと言っていたのに。
なにやらこのアキアナ・カラマリックという女の子も神からイメージを与えられ絵を描いたり詩を読んだりしているそうです。このイエスがほんもののイエスかどうかは私には分かりませんけど、イエス結構イケメンやな。
まとめ
キリスト教徒でない私も楽しめました。また信仰とは、神とは、ということを考えるきっかけになりました。
スピリチュアルなことに興味がある人、またまったくそういうの信じないけどちょっと信仰について考えてみたい人、に、おすすめ。
心に残ったセリフ
親の愛に差があると思う?
神も息子たちを平等に愛しているのでは?
神は牧師の息子を助けたのに、自分の息子は奪った、と思い悩む支援者に牧師が語った言葉。