Movie Journal

映画と国内外ドラマの鑑賞録です。基本的にネタバレ。

ラスベガスをぶっつぶせ (75pt)

2008年 アメリカ ドラマ

MITの学生が組織的に、ラスベガスのカジノでカウンティングで荒稼ぎする話でした。組織的にっていうのはその司令塔が大学教授なんですね。実際にあったエピソードをもとに作られた映画だそうですが、この大学教授云々は脚色なのかな?

それにしてもさすがMIT、頭良すぎる。この映画で取り上げられているカードカウンティングという技法は、ブラックジャックのテーブルの場に出ている札を暗記そして計算することでディーラーの手札を予測しゲームに勝つというものです。
カードカウンティングが題材になっている有名な映画は "レインマン" ですね。あと海外ドラマの "クリミナルマインド" でも、登場人物の一人にDr.リードというIQ180超えの天才がいるんですが(しかもイケメン)、彼がカードカウンティングのやりすぎでいくつかのカジノを出入禁止になっているというエピソードが会話の中にありました。

この映画ではグループでやってるので、偵察役やら実践役なんかがいます。これを説明しだすと、とても難しい話になったと思うんですがそのあたりの映画上での、戦略の説明はうまいこと作ってあったように思いました。

純粋にこれまで勉強だけして真面目に生きてきた大学生がこのグループにスカウトされ、ラスベガスに通ううちにお金に魅了されそして痛い目にあうんですが、オチは落としっぱなしでもなく一応スッキリ終わります。一捻りあって面白かったし、ザマァ見ろ!と爽快感すらありました。
深く考えずに楽しめる娯楽作品ですね。


ラスベガスをぶっつぶせ という邦題ですが、別にラスベガスをぶっつぶしてるわけではないですね。原題の "21" をそのまま使っても良かったんじゃないかなぁ。ブラックジャックの話って分かりやすいし。